新型搾乳ロボットDeLaval VMS™ V300 を発表(スウェーデン)
2018年6月27日、スウェーデンのストックホルムにおいてデラバルは、新型搾乳ロボットDeLaval VMS™ V300を発表しました。
VMS™ V300は、現代の酪農家が直面する主要な4つの課題、「作業効率」、「収益性」、「食品安全」、「アニマルウェルフェア」の解決に貢献できる製品づくりをコンセプトに掲げ、これまでに実績のある基本機能に、次の時代を担う搾乳ロボットとなるべく主要な3つの機能分野において改良が加えられました。
「VMS™V300」3つの大きな特長:
VMSでの牛乳生産をより効率的なものとするために、乳頭検知システムを刷新し、新たに開発された「DeLaval InSight™」を搭載しています。
DeLavalのコアテクノロジーである「搾乳」のノウハウを集約したVMSの搾乳機能を「DeLaval PureFlow™」と名づけ、これまでのVMSにおいても実績のある「搾乳前準備方式」や「分房別搾乳」の基本原理はそのままに、より牛にやさしく、効率的な搾乳を実現するために、最適化を行いました。
多くのユーザーから評価を頂いているVMSのユーザーインターフェースを改良し、VMSが単に搾乳するだけのロボットとなるのではなく、現場での牛個体や牛群のデータ確認と、それに基づく判断、行動をより効率的に行えるようにし、またスマートフォンなどのモバイル機器との接続により労働環境に変化をもたらします。
なお、V300タイプは世界同時発売ではなく、先ずヨーロッパで先行発売となり、その後漸次各国で発売し、日本国内におけるV300の販売開始は、今のところ2019年春以降を予定しております。