山本牧場 様
北海道天塩町
既存牛舎の改築でコストを抑えつつ、搾乳ロボットで作業時間の短縮と労働力削減を実現
牧場の場所
北海道天塩町
現在地へ牧場を移転した年
1989年
搾乳システム
搾乳ロボットVMS™スープラ(2015年モデル、OCC付き) 1台
➡後継機:搾乳ロボットVMS™ V300
他社製へリングボーンパーラー 5頭W
搾乳頭数
90頭(※乾乳含む)
※2022年6月時点
北海道の北部、天塩郡天塩町に位置する山本牧場。その最大の特徴は「既存の牛舎を改築して搾乳ロボットを導入した」こと。導入に興味はあるけれど、新築するには費用がかかりすぎる…。そんな悩みを抱える皆様にぴったりのインタビューです。お父様の山本俊栄さんと、現在の牧場主である次男の俊介さんにお話を伺いました。
―搾乳ロボットの導入を考えたきっかけは何ですか?
当時は5頭Wのヘリングボーンパーラーのみで搾乳を行っていましたが、作業効率を考えて8頭Wのパーラーに変えようと検討していました。しかし、一度に搾乳できる頭数が増えるとはいえ、結局は作業者がある程度必要ですし、仕事の内容も以前と変わらないので「作業効率が上がる」とは言えませんでした。搾乳ロボットなら、新たに人を雇わなくてもより多くの牛を管理できるのではと思い、前向きに検討するようになりました。
―数あるメーカーの中でデラバルを選んだ理由は何ですか?
山本様親子:営業担当の北祐次さん(現・帯広営業所 本機営業)と出会わなければ、VMSは導入していなかったと思います。
最初は他社製の搾乳ロボットでほぼ決まっていました。しかし、北さんが既存の牛舎を活用することに対し力強く「できます」と言い切ってくれたのです。その言葉に心を動かされ、最終的にデラバルのVMSに決めました。その時、彼は営業を始めたばかりでしたし、私たちもロボットのことは何もわからなかったから、試行錯誤しながら二人三脚でここまで来たという感じですね。
営業担当・北:山本さんは、私にとって最初に搾乳ロボットを購入していただいたお客様です。当時は右も左もわからない状態だったので、社内の経験豊富な先輩方から様々なことを教わりながら進めていきました。この時の経験は私の貴重な財産となっています。このような機会を与えていただき心から感謝しています。
(➡写真左から山本俊介さん・俊栄さん、営業担当・北)
―VMSを入れてから変わったと思うことはありますか?
VMSを使うようになってから作業時間が短縮され、今までよりも早く家でゆっくりできるようになり、とても満足しています。
私たちの牧場は家族3人で作業をしていて、搾乳は両親が担当し、餌の準備や哺乳、データ管理は息子が行っています。全ての作業を家族3人で行えるというのはとても良いですね。
―VMSを導入するにあたって行った牛舎の改築について教えてください。
現在、ロボット室と機械室になっているところは、もともと哺育スペースとして使っていた場所でした。待機場としたところには牛床などがありましたが、それらを一部撤去して、柱を入れたり、通路を作ったりしました。新築するよりもずっとコストが抑えられて、満足しています。
―パーラーを併用することで実感しているメリットを教えてください。
私たちの牛舎は、VMSの前にある待機場とパーラー側の待機場を可動式の柵で区切っていて、双方を簡単に行き来させることができます。必要に応じて簡単に牛を移動させられるので、とても気に入っています。
やはり、ロボットが合わない牛は必ずいます。そういう時に、牛を無駄にせずパーラーで搾れるというのが良いですね。パーラーを残しておいてよかったと思います。
―搾乳ロボットを検討している他の酪農家へ一言お願いします。
近年は大規模化に焦点が当たっていますが、既存の牛舎を改築するのも良い選択肢の一つだと思います。
牧場全体の規模を拡大するわけではないので、乳量などの成績は現状維持といったところですが、それでも作業の効率が段違いに向上します。
もしパーラーを既に導入されているのなら、残しつつロボットを導入する形がおすすめです
※デラバルは、この結果が典型的なものであると主張するものではなく、この情報はサービスの保証を意味するものではありません。実際の性能や改善は、搾乳方法、牛の種類、牧場や牛群のメンテナンス方法など、さまざまな要因によって異なります。
ご利用中の製品一覧
スマートセレクションゲートSSG
クーリングタンク DXCE
チェーン式除ふんシステムAKD80
ブリスケットボードBB100
その他、通路マットや牛床のストール(販売終了品)も導入中