株式会社神戸渕上牧場様
神戸渕上牧場様は、2003年にも初期のVMSを1台導入し、さらに2019年にはVMS V300を2台導入している、まさにVMSユーザーのパイオニア!
搾乳ロボットの導入前はパイプラインを使用しており、一時はパーラー搾乳も検討していたそうですが「今では搾乳ロボットなしの生活は考えられない」とか。これまでの経緯と新旧モデルの違い、デルプロやハードナビゲーターの活用方法について、代表取締役である渕上斉さんと、息子で取締役の浩台さん、展史さん、裕章さんにお話をうかがいました。
名称:株式会社神戸渕上牧場
搾乳頭数:125頭(2022年8月時点)
搾乳システム:VMS V300 2台
【これからの時代は搾乳ロボット】
元々は新しくパーラーを導入するつもりでしたが、他社製のロボットが動き出したことを報道で知り「次の時代はこれだ!」と確信しました。
ロボットを使用していると、時間を問わずアラームで呼び出しがあるので、確かに大変な側面もあります。でも、パーラーと違って搾乳時間を固定する必要がないので、柔軟な働き方ができるようになりました。空いた時間を自給飼料の生産に充てたり、得られたデータをもとに個別の牛へきめ細やかな対応ができるようになったりと、ポジティブな変化を多く実感しています。“酪”農から“楽”農に変わった、と感じています。
現在、ある程度の大きさ(40頭程度)の繋ぎ牛舎をお持ちの方であれば、搾乳ロボットに切り替えることで圧倒的に身体への負担を減らすことができると思います。
【旧モデルと比べたVMS V300の圧倒的実力】
現在使っているVMS V300は、初期のVMSと比較して、乳頭への装着スピードが圧倒的に速くなりました。実は、V300で搾乳を始める際、半数の牛については乳頭配置がバラバラだったので、きちんと搾乳できるのか不安でした。しかし、乳頭の位置をティーチングせずとも高い精度で装着してくれるため、どんな乳頭配置の牛でも安心して任せられます。これはかなり大きなメリットだと思います。
乳頭を見つけるための時間が短くなったことで、搾乳にかかる総時間も減ったように感じます。おかげで搾乳できる牛の数に余裕ができ、それに伴って飼養頭数を増やすことができました。
【繁殖に欠かせないハードナビゲーター】
ハードナビゲーターも、私たちにとって欠かせない存在です。使い始める前は、発情しているにもかかわらず授精が成功しない牛を前に、首をひねるばかりでしたが、今は高い精度のデータを頼りに効率よく授精が行えるようになったので、精神的にも楽になりました。
繁殖検診を受けるときは、得られたデータをもとにホルモンの推移をすべて書き出して臨むようにしています。獣医師さんにとっても、処置を判断する良い材料となっているようです。
【決め手は信頼のおけるサービス担当者】
デラバルを選んだ一番の理由は、信頼のおけるサービス担当者がいること。緊急時の対応はもちろん、機械の使い方で不明な点があったときは、親身に相談に乗ってくれる、頼もしい存在です。例えば、デルプロから必要なデータを抽出したいとき、やり方がわからなくなったら彼に連絡をして教えてもらっています。
【これからも、搾乳ロボットと共に】
今後の目標は、成績が優秀な牛の繁殖に注力しつつ、省力化と生産量のアップを同時に叶えることです。また、最新式のハードナビゲーターHN100と一緒に、3台目となるVMS V300を稼働させる予定でいます。目標達成に向け、活躍してくれることを大いに期待しています。
今では搾乳ロボットなしの人生は考えられません。本当に良い選択をしたと心から感じています。ぜひ、搾乳ロボットという選択肢を、多くの人に考えてほしいと思います。
※デラバルは、この結果が典型的なものであると主張するものではなく、この情報はサービスの保証を意味するものではありません。実際の性能や改善は、搾乳方法、牛の種類、牧場や牛群のメンテナンス方法など、さまざまな要因によって異なります。