
有限会社神澤牧場様
群馬県安中市に位置する有限会社神澤牧場様は、搾乳ロボットVMS™V300を新たに導入されました。酪農業界の情勢が厳しい中で機械投資を決断した背景には、代表取締役である神澤勤様が持つ「酪農経営」への信念がありました。

- 名称:有限会社神澤牧場様
- 搾乳システム:VMS™V300 1台
- 従業員数:4名(ご家族)
- 飼養頭数:220~230頭
※写真は代表取締役・神澤勤さん。
※2025年1月現在

■VMS™V300を選択した理由
他国のV300ユーザーが投稿していた動画で、「1台あたり3トン達成した」というのを見ました。
国が違えど機械は一緒。それなら自分でも達成できるだろう、と考えました。
同じ人間のやることですが、もちろん創意工夫は必要だろうし、牧場運営方法や牛舎自体の構造などに異なる点があったとしても、「3トン」という数字は、その時の自分にとって一つの大きな目標になりました。
事実、そのように3トンを達成しているデラバルユーザーがいることを知ったのも大きな後押しでしたね。
営業担当者に尋ねると、「できますよ」という返事がかえってきました。
理論的に考えれば、搾乳回数を2.1~2.2回/頭にして頭数を入れれば、可能な数字ではあることになります。
■ロボット(の稼働率)をどこまで効率的に動かすか?
ーロボット導入という「投資」の捉え方ー
酪農経営をやっていく上で重要にしていること、というより「いくら投資して、どれくらいのリターンをどの程度の期間で得るか?」という、経営の基本がベースにあります。
費用対効果を考えたとき、ロボットでも他の機械でもどのように使うのが一番効果が高いのかを導入前にしっかりと調べて、検討します。
搾乳ロボットを導入する、って言葉は単純かもしれないけど、実際非常に大きな投資ですよね。誰もがそう思うに違いありません。
だからこそ、初期投資をなるべく抑えながらも最大のパフォーマンスを求める。酪農を問わず、「経営者」としてはごく当たり前のことだと感じています。
■「ロボットでどうなりたい・したいのか?」ー目標設定の重要性ー
最初に目標を立てると、「じゃ、一体どこまでなら投資できるのか?」という予算組みができますね。
その目標を立てたスタートの時点で投資額も決めているので、「やるか、やらないか」がはっきりとします。
私自身、良くYouTubeを見るのですが、偶然、他国にいるV300ユーザーで80頭/台を入れて検証している動画を見つけました。
「これくらいのパフォーマンスを持つ機械なら、話を聞いてみよう。そして、3トンを目指したい!」これが、デラバルとの出会いでした。
それまでは正直、他社のロボットしか考えていなかったんです。デラバルとの関係性もあまりなかったんですよね。
でも、自分の目標達成を考えたら「絶対にこの機械じゃないとダメ!」という他の理由が見当たらなかった。
■ルーティンワークと基本を忠実に守る、人の話を聞き入れすぐに行動を起こす
作業に費やす時間は朝・晩2回、1日トータルでも1時間程度。内容は、搾乳許可から時間が経過した牛追いや徐ふん作業、給餌、ロボット洗浄をルーティンワークとして行っていますね。
基本的に、徐ふんの最中もロボットは止めません。弱い牛や長時間立っている牛は優先的に待機場に確保しておいてロボットに入れます。
すべての作業が終わってゲートを開ける頃には、搾乳が必要な牛がいなくなっている状態。バーンスクレーパーがない設計にしたので、このようなルーティンワークになっています。従業員には「牛は優しく扱ってください」と伝えています。
■この先どこまでいけるか?試行錯誤とアドバイザリーサービスとの連携
デラバルのアドバイザリーサービスは、自分の牧場で得られたデータを読み取り、仮説立てをして改善点などを提案をしてくれます。
私には「3トン/台を達成する」、という明確な目標があったのでわからないことは聞いていたし、自分が知っている知識と違えば「なんで?」という疑問を
どんどん彼らにぶつけています。
改善点や提案されたことは、とにかく素早く行動に移す。事実、目の前に出ている現象を解決してパフォーマンスがあがるなら、行動を起こさないという選択肢にはならないんです。
だから、「良いと思ったことはやって構わない」と飼料会社にも伝えています。
やってみないとわからないことって、自分たちが想像しているより多いと思うから、「やらないうちに、やらない決定をする」というスタンスは取りません。
■自分自身の将来の姿
自身の中で、人生の区切りを考えておくことも重要だと思っています。
現在、自分の中では「65歳」というのが一つの区切り。そこからは、自分の人生をどうやって楽しもう?ということを考えています。
そのように先のことまで考えると、機械購入という大きな投資を行うタイミングがいつなのか、っていうのが逆算しやすくなりますからね。
逆算した時のタイミングがコロナ禍だった、というのはありますが、それを好機として考えるかどうかは人それぞれ違います。
私自身は日本国内だけでなく、多くの酪農に関する機械が海外から輸入されるものだ、ということを考えた時、この先価格も上がっていくだろうし、今なら交渉力もそれなりに持てるかもしれない、という自分自身の経営戦略として、あえてこのタイミングでロボット導入を決めました。
■パーラー導入の経緯
元々は、フリーストールを入れる気は一切なかったのですが、自分自身が大けがをしてしまったんです。
その時「これは自分がいなくても牧場が回るようにしておかないといけない」、と強く想い導入しました。
それまでとは真逆の私の意見に兄弟や家族は非常に驚いていましたが、これまで自分の頭の中でしか描いていなかったものを具体化して、即行動に移しました。
もちろん、その際にも重要視したのは「費用対効果」です。現在ある資金でできるラインはどこなのか、それを明確にして動き始めました。青天井になりがちな機械や設備投資も、自分の中でこの基準があればすべてが決まってくる。それが私の酪農経営の軸になっていますね。
※デラバルは、この結果が典型的なものであると主張するものではなく、この情報はサービスの保証を意味するものではありません。実際の性能や改善は、搾乳方法、牛の種類、牧場や牛群のメンテナンス方法など、さまざまな要因によって異なります。